余勢を駆って、シリーズ「五禽戯」第2話です。
もしかしたら、「オイラも五禽戯やってみたい!」という方がいるかもなので、前後含めてちょっと詳しめに描写してみますね。
11月最終日の日曜日
天気は晴れ
自宅から遠くに富士山が見えるほど空気の透き通った清々しい朝です。
今日は、人生で初めて「五禽戯」に触れる記念すべき日。
「『五禽戯』ってどんな格好すればいいんだろう?まさか
あんな服もっていないし」と0.5秒ほど悩むがしかし、どうせ大した服も持っていないので、フリース&ジャージを着込みます。
朝9:00の練習会スタートに間に合うよう、1時間ほど前に出発。
会社に行くときよりも半ばハイテンション、車ではJ-WAVEをかけながら「ステイチューン」とかなんとか言っちゃったりして、
おサムい感じなおよそ45分。
目的地である「
日吉の丘公園@横浜市」近くに到着。
マクドナルドの隣の駐車場に車を止めて、公園目指してテクテク歩きます。
※この駐車場、何も買わなくても「3時間無料」という、一般大衆の強い味方な駐車場です。
片手に持つ地図によると、公園は東急東横線日吉駅から10分程度歩いたところにある模様。
駅前には慶應義塾キャンパスとかがあったりして、洒落てますね、日吉。
余裕こいて歩いていたら、あれ?地図上では着いてもいい頃なのに…目の前に聳える山(公園)に分け入るための道が全然見つかりません。
仕方ないので、
大聖院というお寺近くで道行く親子連れな方に尋ねてみると、ちょっと路地を入り込んだところに公園の入り口があるらしいことが判明。
親切な方に出くわして助かりました。
私は曹操じゃないので呂伯奢を殺害したように、恩を仇で返したりはしませんよ。

既に遅刻確実な状況なので、慌てて来た道を引き返してみると…ありました!
「
日吉の丘 太極拳同好會」の旗(?)です。
入り口から、煩悩の数ほどの階段を駆け上がっていくと、落ち葉積もる公園内に大小2組の団体がそれぞれ太極拳らしき動きをしている場所に遭遇。
最初は「散歩に来ただけですよ…」な雰囲気を漂わせて歩いてみたのですが、ここまで来るためにかかった1時間が無駄になっちゃうので、思い切って大きな方の団体の端っこで太極拳をやっている女性に声をかけてみました。
ビンゴ!まさに「太極拳同好會」のみなさんでした。
伺ってみると、集金BOXに200円を入れて、名前を書けば参加できるとのこと。
その通りに行動して、早速、30人ほどの輪の最後尾につけます。
団体の一番前で、一動作ごとに解説をつけながら太極拳を指導している先生に習って、見よう見真似の太極拳をゆーったりとした気持ちで始めてみました。
あたかも「最初からいましたよ、初日から遅刻なんてしてませんよ」という風情で…。
9:00を10分程度過ぎた感じでしたが、どうも今やっているのはあの憧れの「五禽戯」らしく、「熊がどうのこうの」という解説が聞こえます。
「おお!いきなり
『第三の熊』ですか!?」
と内心大興奮なところを、しかし外見はシラーッとした感じでひたすら見よう見真似。
…と、なんだかダラダラと長くなってきたので、続きは次回。
熊から鹿、さらには虎、トリッキーな猿の動きに、優雅な鳥…と、めくるめく「五禽戯」ワールドへ。