同じ「私」が読んでいるにも関わらず、年齢や生活環境によって三国志の世界はいろいろな顔や愉しみ方を提示してくれます。
例えば初めて三国志に接したのは横山光輝『三国志』で、私が中学生の頃でした。
全60巻を立ち読みしようとして、店員にドロップキックを見舞われたりしました。
そのときは関羽や張飛、趙雲といった武官の活躍に心を奪われていました。一騎打ちでズバズバ敵を倒していく彼らの姿は、とっても爽快でした。
…それから幾星霜…今は、政治的な駆け引きや因果関係を考えることに関心があります。
★袁紹陣営の崩壊には、冀州以前からの家臣を中心とした派閥VS冀州閥の根強い抗争が影響していたのではないか?
★孫権の後継者争いに、孫家と江南豪族層との確執が関係性しているのではないか?
★
曹操が無茶をしてまで遂行した烏丸征伐の意義は?
などなど、何だかオヤジ臭くなってきました…考えていることが。
社会に出て、汚れちまいました。
TITLE: 今日のブログ - 三国志漂流 -
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DATE: 12/22/2003 09:23:30
自分の名前と関係しているわけではないですが、学生社会人成り立てのころに一時期三国志にどっぷりとハマりました。C8氏の家に行っては当時はPC98で三国志シリーズを楽しみ、古本屋で関連する本を買いあさりました。当時はNHKでの三国志人形劇が再放送されるなど、三国志リバイバルブームでもありました。さまざまな種類の三国志本が今でも本棚に眠っています。正史と演義の翻訳本から吉川英治・陳舜臣の小説、柴堆系のモノから資料本と、まとめて古本屋に持っていけば三国志コーナーができるんじゃない?という感じの量です。 さ...