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三国志漂流

すべての「三国志」にLOVE&RESPECTが大前提。さらに自分の価値観や解釈でどこまで切り込んでいけるか…のんびりと「新しき三国志の道と光」を模索するBLOGです。

舞台「三国志プロジェクト」 

みなさん、シャローム。
唐突ですが、「シャローム」ってのは、ヘブライ語で「こんにちは」という意味らしいです。
同時に「平和」という意味でもあるらしいです。
パレスチナでは「過激派」ハマスが台頭し、パレスチナとの歩み寄りが見られたイスラエルのシャロンは倒れ…中東情勢、またしても雲行きが怪しくなってきました。
病床へ届くか…シャローム、シャロン。

さて今回は、既に昨年からいくつかのサイトでも書かれている三国志の舞台について、本BLOGでも改めてご紹介。
「三国志プロジェクト」と銘打った舞台の第1弾が、来る2/15(水)~19(日)に東京で計8回催されます。
時は西暦172年、諸葛亮が生まれる10年前…呉の礎を築いた孫堅の若かりし頃を描いた舞台、とのこと。
■曹操や劉備は一切登場しない
■代わりに(?)一般的に馴染みの少ない朱儁が登場する
など珍しい設定のようですが、どのようなスケール、世界観で描かれるのか…今からとても興味津々です。
私は2/19(日)13:00の回を、NETやオフ会などで知り合ったかた数人で連れ立って観劇する予定です。
「あたいも興味あるから、是非いっしょに!」というかたがいらっしゃいましたら、お気軽にコメントやメールをください。

三国志プロジェクト第1弾
三国志列伝
長江の流れは緩やかに見えて

◇◆日時◆◇
2/15(水)~19(日)
※時間詳細はコチラ

◇◆場所◆◇
池袋シアターグリーン メインホール

◇◆料金◆◇
全席指定・3,500円

「三国志プロジェクト」を扱った記事のあるサイト
『思いて学ばざれば』(by むじんさま)
http://d.hatena.ne.jp/mujin/20051225
http://d.hatena.ne.jp/mujin/20060128/p3
『三国志ニュース』
http://cte.main.jp/news/blog.cgi?id=okakiyo&time=1135566419
『三国志サプリメント』(by KJさま)
http://sangoku.lib.net/apl/blog/?no=118


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[ 2006/01/29 04:32 ] その他雑談 | TB(0) | CM(1)

「手術またしても失敗!」という事後報告 

みなさん、こんばんは。
今回は、カミングアウトで始まります。
昨年の3/1に
「手術、見事に失敗!」という記事を書いていたのですが…同様の病気を治癒すべく、昨日また手術してきました。
結果は題名の如く…失敗。
でも、今回は“惜しくも”失敗って感じでした。
心臓に電気ショックを
ドカン
ドカン!!
ドッカーン!!!
と3連発して、一時は治癒したかに思えた私の心臓だったのですが…2、3時間後には元の木阿弥、治癒前の状態に戻ってしまったのでした。

どうも私の心臓は、“正常ではない”心臓の働きを“正常”とみなしている模様。
だから、電気ショックという荒療治(?)によって折角“正常”になった心臓の働きを“正常ではない(=心臓にとっては“正常”と思い込んでいる)”ように戻したようなのです。

普遍化すると…
「異常」が常態になればそれが「正常」となり
「正常となった異常」は、一時的に「元の正常」に戻ったかに見えた場合も、いずれ「正常となった異常」に回帰する
…ってことでしょうか。

と!ここでいつもの、ほとんど習慣のように、私は三国志に思いを馳せるのです。
たとえば、魏(晋)・蜀の興亡。
曹操が後漢朝を傀儡化するという“異常”事態も、時間を経て“正常”となり
その“正常となった異常”に抗うように、劉備や諸葛亮らが漢の復興を大義として“元の正常”に戻そうと試みても
数十年の後には、蜀が晋(魏の禅譲を受けた政権)に吸収されるという“正常となった異常”への回帰
が、歴史上でも当然のように起こっている…そんな風に、私は身体を通じて感じたのです。

身体を通した実経験を持って考える
…これは入院中に読んだ『無思想の発見』(養老孟司著/ちくま新書)という書籍の影響も受けてます、かね。
とくに大層なことじゃないんですが…。

[ 2006/01/21 20:38 ] その他お知らせ | TB(0) | CM(3)

劉備とブッダとエゲレスと 

寒中お見舞い申し上げます。
遅くなりましたが、本年初めての記事になります。
本年もみなさんにとってサイコーな年になることを祈念いたします。
そして更新が滞りがちですが、本年も『三国志漂流』をどうぞよろしくお願いします!

そういえば、新年早々仕事の関係でエゲレスに行ってまいりました。
当然のように、かの国には英語が溢れていてモロモロ大変でしたが…大きな発見がありました。
それは、エゲレスには“萌え”な女性が多い!ということ。
ここでいう“萌え”とは、メガネ(とくに縁のあるメガネ)が似合い、かつ美人というよりは可愛らしいという単純で独善的な定義です、が。
いやぁ、想定外でした。
私自身は萌え系な女性に強く憧れがあるわけじゃないですが、「エゲレス=萌え」の構造に気付いて以降は、同行者とそんなくだらんことばかり話して盛り上がっていました。

と、またしても長い前振りになりましたが…人間、少なくとも偉人以外の人間は、大なり小なり相対的な価値判断で生きているってことで、強引ですが三国志の話題に結びつけていきます。

萌えなエゲレス出張からちょっと遡って、私、年末年始は趣味のひとつである仏教、仏像絡みの書籍を読んだり、神社仏閣に出向いたりしていたのですが、ひとつ気づいたことがあります。
劉備の容姿とブッダの容姿とにいくつかの共通点が見られるということです。
以下順不同で挙げてみると…

劉備
●身の丈7尺5寸(≒180cm)
●ふり返ると自分の耳を見ることができた
●手を下げると膝にまでとどき
『蜀書』「先主伝」
※尺度の計算については、『三国百貨大楼』さんを参考にしました。

ブッダ
●体全体は長大で、端正である。
●耳は厚くて、幅広で大きい。そして長い。
●手は非常に長くて、膝頭をすぎている。
『やさしい仏像の見方』西村公朝 飛鳥園著/新潮社刊

ほら、少なくとも3点の共通点があるでしょう?
「そりゃ偶然でしょう?」と片付けることもできますが、ある程度事実に基づいた妄想も可能ですよ。

歴史的背景としては、前漢末期~後漢初期には既に仏教は中華圏に伝来しており、後漢~西晋の仏教関連の文物はとくに四川地方~長江流域で多く発掘されているというものがあります。
劉備が晩年に居座った四川地方周辺からは、後漢に製作された「仏像付揺銭樹」「仏像付揺銭樹台座」といった文物が豪族の墓他から発掘されています。
※文物については、2004年9月28日~11月28日に東京国立博物館で開催された「中国国宝展」の図録より。

上記は「シルクロード」と後年に呼ばれる地域を通じて伝来した仏教が、中華圏でさらに四川地方をも経由して広く伝播しただろうことを想像させるものであるのと同時に、三国時代及び『正史』の著者・陳寿が生きた西晋の頃には、仏教的な知識が支配者階級では少なからず共有されていただろうことを想像させるものです。

ようやく根付き始めた先端的な思想でもある仏教の教義に欠かすことができない、偉人としてのブッダの存在。そして、仏教的な基盤が少なからず存在した四川地方で知的鍛錬を積み、劉備を生で目にすることのなかった陳寿が、偉人ブッダの姿を借りて、畏敬の念をもって劉備を表現する…そんなことを想像したというわけです。

●身長の高さは偉大さを
●耳が長いのは、衆生の声に広く耳を傾けることを
●手が長いのは、衆生を救うためにどんどん手が伸びたということを
ブッダにおいてはそれぞれ表しているのですが、劉備と重ねたときにみなさんはどう感じますか?

[ 2006/01/16 01:38 ] その他雑談 | TB(0) | CM(0)
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