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三国志漂流

すべての「三国志」にLOVE&RESPECTが大前提。さらに自分の価値観や解釈でどこまで切り込んでいけるか…のんびりと「新しき三国志の道と光」を模索するBLOGです。

文楽人形遣い・吉田玉男さん死去… 

直接「三国志」には関係ないのですが、書かせてください。
9/24(日)夜、衝撃が走りました…文楽人形遣いとして人間国宝に認定されていた吉田玉男さんが死去
ここ数年「文楽」にどっぷりはまりきっている私にとって、ショッキング極まりないニュースでした。
昨年夏頃から文楽公演はすべて休演で、今月9月の東京国立劇場40周年記念公演もやはり休演され、心配していたところでした(実際4日前に玉男さんの体調をご存じのかた教えてください…と、2ちゃんに投稿したところでした)。
立ち役(男の人形)人形遣いとして最高峰の技術で、文楽界を牽引し続けたかた。
私個人としては、これからまだまだその技を観られること楽しみにしていたので、とても残念で仕方ありませんが…ご冥福をお祈りします。

そもそも「文楽」とは、浄瑠璃語り、三味線弾き、人形遣いの三者で成り立つ伝統芸能のこと。また、人形も一体につき三人がかりで操るという、大変高い技術を必要とするものですが…人形といえば、三国志にも超絶人形遣いが登場します。

三国志随一の発明家・馬鈞博士です。

彼が手がけた人形は「水転百戯」と呼ばれるもの、水力で動く仕掛人形でした。
大きな木材を彫って組み合わせ、さらに水を使って
■女の楽隊と舞をまう人形
■おてだまや剣を投げたりする曲芸をする人形
■綱渡りや逆立ちをする人形
などなどを創り出し、ときの魏帝・曹叡ほかを驚かせたそうです。

馬鈞のその器用な手(技)も、まさに人間国宝級。
しかし、その技のほとんどは後世に伝わっていません…今の文楽界では後進の育成に力を注いでいますが、玉男さんの心、技はどれだけ伝わっているのでしょうか。

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[ 2006/09/25 00:07 ] その他雑談 | TB(0) | CM(0)

NHKスペシャル密着“ポスト曹操”!? 

こんばんは、あっという間に9月です。
「食欲の夏」から「食欲の秋」への移行準備期間…胃袋の休まる日がないですね。

みなさん、今日(9/3)のNHKスペシャル観ましたか?
「密着“ポスト小泉”の300日~ドキュメント自民党総裁選~」
お世辞抜きでイイ番組でした…こういった番組こそ、官民のあいのこ的存在であるNHKでしか作れない番組。
安倍麻生谷垣福田…総裁選に向けて蠢く政治家たちの虚々実々の駆け引き。
各候補担当取材陣の、おそらく昼夜なしの密着取材によって引き出された、政治家の本音。
政治や政治家を、よりリアルに感じられました。

そしてNスペに感心しながらも、私は同時に漢魏革命前後の中国大陸に思いを馳せたのです。
キーワードは“ポスト曹操”。
次第に色濃くなる稀代の英雄・曹操の健康的不安と世代交代の予感…中原、そして中国大陸全体をなんとなく浮き足立った空気が包みこみます。
曹操による立太子で表面上は決着がついたかのように見えて、水面下で激しさを増す曹丕派×曹植派の対立、後漢朝復興派の台頭、一旗あげんとする、たとえば魏諷一派などの暗躍、政治の中心的存在(=相国)である鍾繇の失脚、九品官人法など次世代を見据えた新たな政治的仕組みづくりの模索…。

理想に萌えるおっさん、保身に懸命なおっさん、矢面に立つおっさん、離合集散するおっさん、おっさん、おっさん…ギトギトギラギラするようなおっさんたちの物語を、いつか書き出していきたいなぁ…と思いましたよ。

今日のNスペ、再放送もあるので、もし興味があって、お時間の都合がよければぜひ観てみてください。
9/4(月)深夜(火曜)午前2:00~2:49

[ 2006/09/03 22:54 ] その他雑談 | TB(0) | CM(0)
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