遅くなりましたが、今回は6/20(土)に実施した
「勝手に『三国志検定』おべんきょう会 in 東京」
に関するレポートです。
ちょっとした裏話とか交えながら書いていたら長くなりすぎたので、[前編][後編]の2回に分けます。
参加できた方は1週間前を振り返っていただき、参加できなかった方は「こういうことやってたんだぁ」と少しでも当日の雰囲気を味わっていただければと思います。
梅雨どきながら雨降りのない昼下がり。
東京都大田区、京急蒲田駅の近くにある
大田区産業プラザ。
特別講師や運営を手伝っていただける方でレストランに集まって事前確認をすることから、「おべんきょう会」は始まりました。
準備をしている間にも、開場前から参加者の方々が詰め掛けてくださり、定員が約65名の会場は、瞬く間に参加者でほぼ満員状態に!

運営側の手際が悪くご迷惑をおかけしましたが…
予定よりもやや遅れて13:40頃からいよいよ「おべんきょう会」がスタート!
まずは軽くライトダウンして、会の開始を告げる「オープニングムービー」から。
これから始まる初の試みを期待させるようなドキドキ感溢れる
NPO三国志フォーラムメンバー渾身のオリジナルムービーです。
ムービーが終わった後
主催者:NPO三国志フォーラムより簡単に会の主旨説明。
今回の「おべんきょう会」は、大枠以下のような感じで進行していきました。
1.特別講師が登場&紹介
↓
2.特別講師作成の四者択一問題(一部、記述問題)を10問出題
↓
3.約5分で参加者が回答
↓
4.特別講師がプロジェクターを使いながら正解発表&解説
↓
5.合計4名(組)の特別講師が、この流れを順々に
さていよいよ、1人目の特別講師が登場です!
☆★特別講師No.1
哲坊さん★☆

歴史、旅、温泉などの幅広いジャンルでフリーライターとして活躍されている哲坊さんには
『僕たちの好きな三国志・三国志最強決戦読本(別冊宝島)』宝島社刊(共著)ほか三国志に関する著書があります。
そんな哲坊さんからは、とくに『正史』から10問出題されました。
[問題の一部を紹介]
この4人は、一般的にはどれも「弓の名手」とされている人物です。
しかし、『正史』の伝には「弓が得意」とは書かれていない人がいます。それは誰?
1.呂布(りょふ)
2.太史慈(たいしじ)
3.黄忠(こうちゅう)
4.董卓(とうたく)
誰だと思います?
この問題は、とくに正解発表時に参加者から「えー」という声が漏れた問題です。
きちんと『正史』を紐解くと、意外な発見がそこかしこにあるもんだ…という好例ですね。
ほかにも『正史』といえば外せない著者である陳寿に関する問題が3問。
陳寿と『正史 三国志』に関する簡易年表など、とても役に立つ解説満載の約20分が、あっという間に過ぎました。
哲坊さんとは、とくに「おべんきょう会」までにやりとりを何度も行って、問題案を詰めてきました。
当日もトーク用に綿密に記されたメモを用意されており…淀みなくわかりやすいトークに、隣で進行役をやっている私もずーっと聞き入ってしまっていました(それじゃ進行役らしいことやってないじゃないか!?と言われれば、まさに!仰るとおり…)。
☆★特別講師No.2
早稲田大学三国志研究会さん★☆
2組目は、四半世紀の歴史を持つ早稲田大学三国志研究会さん。
三国研さんも
『真・三國無双3 キーワード・エンサイクロペディア』コーエー刊(コラム執筆)などの著書があるんですよ、学生さんなのにスゴイですね。
三国研さんからは、とくに『演義』から10問出題!
[問題の一部を紹介]
関羽が曹操の元から劉備の元に帰った際に通った関と将の正しい組み合わせはどれか?
1.東嶺関-王植
2.洛陽-秦
3.沂水関-卞喜
4.滎陽-韓福
どうですか?

これも、参加者から声にならない声が漏れた問題です。
有名な「関羽の千里行」を知っていても
さらに一歩進んで、関羽が破った各関所や太守・守将をそれぞれ知っていたとしても
関所と太守・守将の組み合わせまで頭に入っている人は、そういないですよね。
マニア心をくすぐる問題です。
三国研さんの解説は、とくに薛蘭(呂布陣営の人物)のくだりなどで「薛蘭のことさえ解説できれば、今日は満足!」ぐらいにヒートアップしたりして、私的にはとてもツボに入りました。
また、当日ためになるトークを展開された方以外にも、三国研の多くの方々に「おべんきょう会」の運営、準備をたくさん手伝っていただき、大々感謝するとともに、熱い「三国志愛」をビンビン感じました。
ここで小休憩を挟んで、いよいよお待ちかねの小日向えりさん、さくら剛さん。
役立ち&おもしろトークで盛り上がった後編へ。
※今回掲載した問題の答えは、次回記事にて。
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