更新が滞っている間に、もう11月が終わろうとしています…月日が過ぎるのが早すぎます。
このままだと、気づいときにはスッカリ私の頭もズル剥けになってしまっていそうです。
とかいう時候の挨拶は置いておいて、今回は、先日参加したイベントのレポです。
11/23(月)に「三国志街道の集い」というイベントに参加してきました。
たまたま、WEBサイト「
三国志ニュース」で提供された情報を見たのがきっかけです。
このイベント、「
旅の発見」という旅行関連のWEBサイトを運営している株式会社ティー・ゲート主催のイベントです。
2010年1月から毎月開催予定のイベントで、今回11月にあったのはその「プレ」的位置づけ。
WEBサイト「旅の発見」の存在も知らなかったため、ほぼ予備知識のないまま「三国志」が冠されていることへの興味だけで、ぶらりと13:00頃にイベント会場へ。
会場は、亀戸にある「
中国料理 三國志」。
以前1度だけ訪れたことがあったので場所はすんなりわかりました。
ちなみにこの「三國志」、WEBサイトのURLが「3594.co.jp」なんです。
この直球のURLを取得できているということは、インターネット黎明期に既に手をつけていたということでしょうね…曹操や諸葛亮ばりに先見の明をもった料理店です。
料理店の前にスタッフらしい方が立っていらっしゃったので声をかけたところ、会場へご案内いただけました。
会場は「三國志」の中でも最も広い個室でした。

「王結義」という文字と、劉備3兄弟、諸葛亮の絵画が掲げられたお部屋です。
既に参加者やスタッフのみなさんはほとんど揃っているようで、合わせて15-20名の方が集まっていました。
さて、13:00から予定通りイベント開始。
イベント自体は、食事をいただきながら、お笑い芸人
カオポイントのおくまんさんと中国史研究者の
満田剛先生のおふたりのトークを楽しむ格好で。

本日のメインディッシュは、「大の張飛ファン」というおくまんさんのリクエスト(?)で特別に用意された「
張飛丼」。
『演義』の設定上「肉屋」出身である張飛に因んで、分厚い2枚の豚肉とチンゲン菜&米飯という組み合わせ。
食べ応えありましたよ。
加えて、スープ、麻婆豆腐、団子などなどがバイキング形式でいただけたので、お腹いっぱいです。

イベントは、満田先生が三国志にまつわる「へぇー」な事柄を2時間たっぷりお話しいただき、随所でおくまんさんが絶妙なツッコミ、ネタ振りや盛り上げを行う…という感じで進行。
文章にするとなんだかフツーな感じになってしまいますが…かなーり面白かったです。爆笑の連続。
順不同で話された内容を列記すると…
■おくまんさんが好きな張飛ネタが全体のとっかかりになりつつ
・「張飛が酒好き」という『演義』での設定から、当時の酒事情や宴会などの話に展開
・当時の酒はビールテイスト飲料並みのアルコール度数の低さだった。だから、余程ガブ呑みしない限り酔える代物ではなかった
・『正史』に記されるホンモノの「酒好き」は孫権。孫権の酒乱ネタの数々を暴露
・当時、宴会を仕切れたのは超リッチ層のみである。なぜなら、当時の酒は保存性が悪く、そのため杜氏を雇えるほどの富裕層でなければ、宴会を仕切ることはできなかった
・宴会に招待された際は、着替えを多数用意した
・さらに、宴会中にトイレに行く度に全身着替えた
・トイレには豚が飼われていた
■さらに、とくにテーマを定めるでもなく
・孟獲に関して。現雲南省は地理的にそれ程「南の国」に位置するわけではないし(「常春の土地」と呼ばれる)、当時は「寒冷期」にあたるので、よく目にする孟獲が「南の国」をイメージさせる衣装を着ていたことはあり得ない
・貂蝉は実在しない
・諸葛亮の持つ羽扇は「白」ではなかった
などの話題が、溢れるように次々と。
さらに
■満田先生監修
『図解三国志群雄勢力マップ』争奪ジャンケン大会
■次回(2010年1月)のメインディッシュ検討(その場で決まったのですが…当日のお楽しみ)
■最後は、気さくな「三國志」のオーナーを加えて記念写真でパシャリ
という充実ぶり。
「プレ」イベントながら、満足満足な2時間でした。
お隣に坐っていた方が、アニメ『蒼天航路』のグッズ製作をされていた方々だったので、興味深いお話もチョコチョコお聞きできて、さらに大満足。
予定を合わせて、ぜひ次回も参加することにします。
ちなみに次回は2010年1月31日(日)で決定。
詳細は
コチラで。