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三国志漂流

すべての「三国志」にLOVE&RESPECTが大前提。さらに自分の価値観や解釈でどこまで切り込んでいけるか…のんびりと「新しき三国志の道と光」を模索するBLOGです。

関羽が人妻に横恋慕!~後日談前編・秦宜禄~ 

儚く破れた、関羽の人妻・杜氏に対する恋心。
この関羽のスキャンダルには、関わった人々の後日談が用意されていました。
それを、3回に分けてご紹介。
まずは、事件の発端を作った杜氏の夫・秦宜禄。
彼は、このスキャンダルを理由に、関羽の義弟・張飛から殺害されてしまいます…可哀想に。
いきさつは、以下の通り。
秦宜禄は、下邳陥落後に袁術の元より帰還。
主・呂布亡き後、そのまま敵将・曹操に帰順し、一地方都市の市長に任ぜられます。
新妻との慎ましやかな新婚生活スタート…と思いきや、幸せな日々はそう長くは続きませんでした。
200年、一旦帰順したかのように見えた劉備が、曹操から独立宣言
そして即曹操に敗れた劉備は、またもや逃亡。
劉備に付き従っていた義弟・張飛は、逃亡の途上で秦宜禄の元に立ち寄ります。
おそらく劉備と呂布が親密だった折に、顔見知りになっていたのでしょう。
立ち寄った張飛は、いきなり秦宜禄に向かって
「貴様の妻(杜氏)を奪い取ったのは、誰だ?そう、曹操だよなぁ。なのに、妻を奪った張本人の元でせっせと働いているとは…貴様は、なんて愚かなんだ!ち○ち○付いてんのか?あ?秦宜禄、オレに付いてこい!」
と、わめき散らしました。
張飛のほぼ恐喝に近いラヴ・コールに、秦宜禄は泣く泣く従うことしかできませんでした。
袁術に勧められれば新妻を娶るし、曹操に杜氏を奪われても文句言えないし、張飛に脅されたら従うし…どうも秦宜禄という男はキモが小さいというか、流されやすいというか、意志が弱いというか…あんまり好人物ではなかったようですね。
いきさつはどうあれ、気が進まないうちに張飛に従うことになった秦宜禄。
しかし、数里進むうちにやっぱり後悔の念が強くなり、結局
「張飛殿、ボク、やっぱりおうちに帰りたいんですけどぉ…」
と、精一杯の勇気を振り絞って張飛に願い出てみました。
張飛、大・激・怒。
今は敵となった曹操の元に、わざわざ秦宜禄を戻せるはずがありません。
ということで、その場で躊躇なく秦宜禄を殺してしまいました。
強者に流されることを唯一の処世術とした男の、あっけない最期でした…南無。
「人間なら理念や理想をもって生きよ!」ってことでしょうか?

AUTHOR: 初歩的な事でごめんなさい URL: http://blog.goo.ne.jp/milk_banana DATE: 06/15/2004 18:54:00 秦宜禄 と 杜氏。
しんぎろく と どし
と読むのでしょうか?
アホな質問でごめんなさい…

張飛…ほんと容赦ないわー。
ある意味気持ちよいですが。
[ 2004/06/13 08:33 ] トリビア三国志 | TB(0) | CM(0)
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