三国志漂流

すべての「三国志」にLOVE&RESPECTが大前提。さらに自分の価値観や解釈でどこまで切り込んでいけるか…のんびりと「新しき三国志の道と光」を模索するBLOGです。

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【スクープ】盧植は幽霊の子孫! 

時候は、晩秋。深まる秋、読書の秋。
みなさん、どんな書物に親しんでいますか?
私は、昨日『捜神記』という本を読んでいました。
東晋時代の干宝という人が、古今東西の故事を編集した書物です。
内容は神怪霊異、奇々怪々、超常現象etc.様々な珍奇なできごとを集めたもの。
荒唐無稽なお話も多く、ニヤニヤしながら目を滑らせていたのですが…驚くべき内容に目が釘付けになりました。

なんと、あの盧植が、こともあろうに幽霊の子孫だったなんて!?
盧植は、若き日の劉備、公孫瓚の学問の師匠であり、また黄巾の乱の際は討伐軍を率いて大功を立てた知勇兼備の驍将。

その盧植の祖先である盧充という人物の物語。
…ある日盧充は狩りに出て夢中になり、道に迷った末に一軒の邸に招じ入れられます。
家の主は、崔という県尉。
崔県尉曰く「以前、盧充の亡くなった父から、崔家の娘を盧充の嫁にいただけないか?との手紙をもらっていました。大変光栄なことなので、ぜひ娘と婚礼をあげてもらいたいと思い、邸に招いたのです」とのこと。
盧充はそのまま崔家の娘と結婚するのですが、婚礼の3日後突然、崔県尉から実家への帰宅を促されます。
そして、別れて帰宅した盧充は家族から、知らされます。
崔県尉も崔家の娘も今は亡き人であり、盧充が訪れたのは崔家の墓だったことを…。
尋ねる術もない妻を想い、嘆き暮らすこと4年後のある日。
川辺で禊をしている盧充の視界に、川をわたってくる2台の牛車と、牛車に乗っている妻の姿が飛び込んできました。
胸躍らせて妻との再会を喜ぶ盧充。
しかし妻は、抱いている3歳になる男の子を盧充に渡し、
「…妻と呼ばれんすべもなし されど嬉しきさだめあり 賢しき君とめぐり会う…」
という詩を残し、その場から永遠に姿を消してしまいます。
盧充が抱いている男の子は、3日間という短い新婚生活で授かった2人の間の子。
その後男の子は立派に成長し、郡の太守などを歴任。
以後、子孫代々高官に就くことになり、その子孫の1人が誰あろう盧植その人だったのです。

盧充と崔家の娘の結婚は「幽婚(冥土での結婚)」と呼ばれ、東アジア一帯に広がっていた物語の一種もしくは習俗だそうです。
なんとはなしに漂う儚さと哀しさが、思わず胸をキュンとさせる物語。
盧植もその子の盧毓も、盧充と崔家の娘の子孫の名に恥じぬ高潔無比な人物であり…秋の夜長に、とっても良い読後感を残してくれました。

[ 2004/11/14 07:46 ] トリビア三国志 | TB(0) | CM(0)
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