メリクリ!みなさんは、どんなクリスマスをお過ごしですか?
私はレンタルしてきた
サンボマスターを聴きながら、熱い血潮を胸に、冷めたチキンを胃に、「新しき三国志の道と光」を模索しています。
…ということで、X'masとはま~ったく無関係な「塩」について、今日から3回ほど書いてみようと思います。
なぜ「塩」か?
というと、やっぱり三国志と密接な繋がりがあるからなんですが…
とりあえず今回は「塩」全般について、次回は「塩と関羽」について、次々回は「塩と蜀」について書くことにします。
…なんですが、みなさんは知っていましたか?
塩というのは、海水からせっせと煮出して醸成するものがメジャー・オブ・メジャーだと思っていたら、違うんですね。
現在、全世界で使われる塩の2/3は「岩塩」だそうですよ。
ビックリ。
というか、塩には大きく5種類もあって
1.海塩(海から採れる塩)
2.池塩(塩池から採れる塩)
3.井塩(地下の塩水から採れる塩)
4.土塩(地表に含まれる塩分を溶かして採れる塩)
5.岩塩(地下や一部地表に隆起した結晶化したものから採れる塩)
という風に分類されるらしく、海水から採れる塩なんて塩全体のほんの一部だったんですね。
※そういえば、この前行ったとんかつ屋に
「パハール岩塩」なる岩塩が置いてありました。この岩塩をつけてとんかつを喰べてみると、ほんのり甘く美味しかったですよ。ピンク色の塩なので、目立ちます…が、別に怪しい販売員ではありませんよ、私は。
なるほど!これで、ひとり勝手に納得できました。
塩がないと人間は生きられない…というのはよく耳にしていたんですが、そしたら例えば海なんか遥か彼方の四川省で、人がよく生きていられるなぁ…まして交通手段が稚拙だった三国時代当時によく生きていられたなぁ…と、不思議だったんです。
ちなみに、日本の戦国時代、
「上杉謙信が武田信玄に塩を贈った」という逸話がありますが、あれは日本ならではの話なんですね。
なぜなら、日本は池塩や岩塩が皆無な土地柄で、海水から塩を採るしか方法がないから。
つまり、日本の内陸部で生活するには、沿海部から塩を輸送する以外に塩を摂取できる道はない…でも、中国では内陸部でも採れる塩を普通に摂取できるということです。
日本人ならではの感覚を三国志に持ち込むと、歴史認識に誤りが生じてしまう好例ですね。
アブナイ、アブナイ。
中国では、塩に関して、前漢・武帝期(前119年)以降徹底した専売制が敷かれていました。
生活に不可欠かつ代替品の存在しない塩が国家にとって有効な収益源になるのは勿論、一部地域だけでなく沿海部、内陸部と全土から搾取できるというのも、専売対象となった理由なんでしょう。
※日本でも、1997年に自由化されるまで塩は国家の専売品だったんですね。これも知りませんでした…。
この「内陸部でも採れる、専売制下の塩」というのが、次回以降もKEYWORDです。
関羽は塩の一大生産地・解池(塩池)周辺の出身だったことが、その後の人生に影響しているようで…
諸葛亮の南征と南中経営に、雲南地方で大量に生産される塩が大きく関わっていたようで…
その辺を突いていってみたいです。
といことで、次回また。
AUTHOR: CAMUS
DATE: 12/27/2004 10:06:30
会社の近くにあるおすし屋さん(昼をよくいただきに行きます)にも、岩塩がおいてありました。
なんという名前か忘れましたが、サーモンピンクの思わず「蝋?」と思ってしまう色の岩塩です。とてもおいしいとのコト。
今度買ってみようかなぁ、、、という興味はあるのですが、いかんせん保管方法とか使いどころとかがわからずにいるので、行動には至っていません。(^^;)
AUTHOR: CAMUS
DATE: 12/27/2004 10:06:30
会社の近くにあるおすし屋さん(昼をよくいただきに行きます)にも、岩塩がおいてありました。
なんという名前か忘れましたが、サーモンピンクの思わず「蝋?」と思ってしまう色の岩塩です。とてもおいしいとのコト。
今度買ってみようかなぁ、、、という興味はあるのですが、いかんせん保管方法とか使いどころとかがわからずにいるので、行動には至っていません。(^^;)
バナナ牛乳さん、あけましておめでとうございます!
ぜひとも、今年もドシドシ気になることをお寄せください。
調べるのが楽しいんですよね。
よろしくお願いします!
※BLOG、気持ちイイくらいお正月感満点ですね。