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三国志漂流

すべての「三国志」にLOVE&RESPECTが大前提。さらに自分の価値観や解釈でどこまで切り込んでいけるか…のんびりと「新しき三国志の道と光」を模索するBLOGです。

楽進たろーくん 

ちょっと聞いてくださいよ。
先日、下北沢で呑んだ帰りに、道端でこせきこうじさんにばったり出会いました。
こせきこうじさんは、1986-1990年に『県立海空高校野球部員山下たろーくん』という作品を『週刊少年ジャンプ』で連載したこともあるチョー有名な漫画家さんですよ!
そんな有名漫画家さんが、駅前の道路脇でたくさんの色紙を売ったり、気さくに似顔絵を描いていたりするじゃないですか!?
目を疑うのと同時に、「ニセモノか?」と思ったりもしたのですが、ためしに声をかけてみると、やはりモノホン。
色紙1枚、「1,000円以上」。
1,000円以上だったらいくらでもOKという値段設定に、ちょっとドギマギしつつも、1枚購入。たろーくん
サインを入れてもらい、写真まで一緒に撮っていただき…偶然とはいえ、とてもうれしかったです。
こせきこうじさんは、お金に困って路上に出てきたわけではなく、読者の生声に触れたくてそのようなことをされている…ということを、どこかの記事で読みました。
その精神に感動しました!ステキすぎます、先生。

先生の描いた漫画『県立海空高校野球部員山下たろーくん』の主人公である山下たろーくんは、やることなすことダメダメな高校生だったのですが、野球と出会って隠れていた能力が開花していきます。背が小さいのに、度胸満点、泥まみれ前のめりな性格で、色紙に書かれている通り
「おでわやる なにが なんでも やる」
的なたろーくんのスタンスに、当時「前ならえ」のときに手を腰にあてる役回りだったチビ助な私も、どこか共感していたものでした。

そんなたろーくんを髣髴させる人物は、三国志だったら彼をおいて他にいませんね。
そうです、曹操配下の武将 楽進です。

『正史』における彼の記述は、戦場で生き続ける男の姿としてあまりにも壮絶です。

身体つきは小がらであったが、きもったまのはげしさによって太祖につき従い…
濮陽における呂布攻撃、雍丘における張超攻撃…すべて一番乗りとして戦功を立て…
官渡における袁紹攻撃に参加し、力の限り戦い、袁紹の将軍淳于瓊を斬った…
袁譚攻撃に参加し、一番乗りとして袁譚の東門に突入した。
(『書』「楽進伝」)


一番乗り、一番乗り、一番乗り…小さい身体にデッカイ肝っ玉を抱え、いかなる戦場でもズンズン愚直に前進を続ける楽進の姿が、容易に思い描けますね。
その姿が、まさに漫画の中のたろーくんに重なるのです。

最近ともすると熱い気持ちを忘れがちだったりもするので、たろーくんの色紙を毎朝拝んでは、彼や楽進の生き様に思いを馳せ、自分を奮起させていこうと思います。
おでわやる!!
[ 2008/11/17 23:55 ] その他雑談 | TB(0) | CM(0)
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