三国志漂流

すべての「三国志」にLOVE&RESPECTが大前提。さらに自分の価値観や解釈でどこまで切り込んでいけるか…のんびりと「新しき三国志の道と光」を模索するBLOGです。

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劉禅~東大寺・誕生釈迦仏立像 

ここ数回の記事がすっかり仏教づいてしまって…読者の中には
USHISUKEは、熱心な仏教徒か!?
と勘ぐっているかたがいらっしゃるかもしれないのが、ちょっぴり不安です。
が、それでも一向に意に介さず、今回は「仏像見立て三国志」でイカせていただきます!

今更ですが…ぶつぞう、ブツゾウと一口に「仏像」といっても、この世にはホントに多種多様な仏像が存在します。
今回ご紹介する「誕生仏」も、たくさーんある仏像の一ジャンル。
「誕生仏」は、その名の通り生誕後のブッダを具象化した仏像で、一般的に小さめでふくよかで愛らしい造形が特徴的です。
純真無垢…悪気の欠片も見当たらない、性悪説をすっ飛ばすほどのその姿に、思わず心も洗われるようですね。

この苛立たしいほどの純真無垢っぷりに、私は一人の男を想起します。
そう、蜀の後主にして亡国の君主・劉禅です。
彼は「暗愚」と評されることが多いのですが、彼の本質は「暗愚」とはまた違うところにあるんじゃないか?と、私は考えています。

白糸はどうにでも変わるものであり、ただ染められるままになる
(『蜀書』「後主伝」)

と、陳寿が絶妙に表現しているような、純真無垢な器の大きさ。
そして
阿鼻叫喚の長阪で父・劉備においてけぼりにされ、趙雲に救われたときも…
出戻る孫夫人に拉致されようとして、趙雲・張飛に阻止してもらったときも…
右上の写真のように、「やあ!ご苦労さま」ってな具合でのほほんと答えたんじゃないかと想像させる、図抜けた鈍感さ。
父である先主・劉備からは「大器」という稀有な特質のみを受け継ぎ、その「大器」を磨くことも、持て余すこともなく…超高級食材・諸葛亮も腐った食材・黄皓も同等に盛る、ただ「大器」としてだけ生きた男・劉禅。

「暗愚」とは、「道理がわからず、賢さに欠けること」とのこと。
ただ「大器」としてのみ劉禅を捉えたなら、彼を測る尺度として「道理」も「賢さ」もまったく問題にならないのです。

潅仏盆の中に、にこやかに立つ誕生釈迦仏。
劉禅自身も、自らの「大器」の中に盛られた一食材に過ぎなかったんじゃないか…そんな禅問答のような、でも的を射ているような、何だかまとまりませんが、何故だかそんなことを考え、結論に達し、しかも自分で納得してしまったので、これで終わります。


終わると言っていながら…おまけ。
「誕生仏」にはさらに可愛らしい像もありますよ。
長阪で趙雲の懐に抱かれる劉禅の像。
ちょっと窮屈だから、劉禅が右袖からひょっこり顔を出しているようで、なごみます。

--【「誕生釈迦仏立像」の豆知識】
[ 2006/03/01 02:29 ] 仏像見立て三国志 | TB(0) | CM(1)

奈良県奈良市にある東大寺は、「奈良の大仏」で有名なお寺。
世界遺産「古都奈良の文化財」の一部。
(別に知らん!と言われそうですが…)私がとくに“好物”とするお寺のひとつです。
三月堂(法華堂)内にある、http://www.k2.dion.ne.jp/~ty8817/img031fukuu2.JPG" TARGET="_blank">国宝・乾漆不空羂索観音立像を中心とした「仏像http://www8.big.or.jp/~gaterar/saint/img/seiya.jpg" TARGET="_blank">小宇宙」は圧巻です!
三月堂入り口脇に敷かれた畳の上で、寝転んだ状態でボーッと仏像小宇宙と一体化する(≒ウトウトする)のが、なんといっても至福のひと時でオススメですよ。
↓「東大寺」の詳細はコチラで。
http://www.todaiji.or.jp/" TARGET="_blank">http://www.todaiji.or.jp/

※今回使用した「誕生仏」の写真は、『日本の美術159 誕生仏』(田中義恭編/至文堂刊)より引用しています。



[ 1970/01/01 09:00 ] [ 編集 ]
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