ご無沙汰すぎる「農三国志農ライフ」コーナーを更新することにします。
更新は滞りまくりなのですが…最低でも週1のペースで「農三国志農ライフ」はずーっと続けています。
昨年の冬から今春にかけては
■巨大たまねぎの収穫
■イチゴ祭り
■ジャガイモ掘り大会
などなどイベント盛り沢山でした。
そして、6月以降はほぼ毎週「夏の大収穫祭」中です。
トマト(大粒の「桃太郎」と、赤や黄色のミニトマトたち)は毎週50個ほど採れ続け、ほかにも枝豆、キュウリ、オクラ、ピーマン、ゴーヤ、とうもろこしなどなどが採れています。
ということで、今回は「茄子(なす)」について。
農ライフを送るようになって、三国志な時代に食されていた野菜に興味を持つようになったのですが、茄子は三国志な人々(とくに南の方の地域)も食していただろう野菜のひとつです。
『中国食物史』篠田統著/柴田書店によると「第三章 戦国から秦・漢」にて
まず食品の種類が増加した。…南方系では茄子や里芋などがあげられる。
と、あります。

茄子は、
インド東部を原産地としているらしいです。
おそらく、現ミャンマーのエーヤワディー川経由とか、ベトナム経由とかで中国に伝来したんじゃないでしょうか?
秦・漢代には南方から伝来していた茄子は、きっと孫権や劉備たちの食卓にもあがっていたことでしょう。
当時は油を使って揚げたり、炒めたりな料理は基本的になかったそうなので、「焼茄子」とかして食べていたのかもしれませんよ。美味しいですからねぇ。
ゲーム『三國志Online』でも茄子登場するらしいですが、なんだか野菜の中では
高級食材みたいです。
赤壁祝勝会とか、蜀平定後の宴とかで
「ええー、茄子食えんの??いやー、生きててよかった!」
みたいなシーンがあったのかもですよ。
また、さらに時代は遡り、三国時代を過ぎてしまいますが、300年につくられたという中国最古の植物誌『南方草木状』にも茄子に関する記述があるそうです。
茄子。交州・広州は冬も植物が枯れないから、畑の茄子も三年五年宿根すれば次第に大樹になるので、夏秋の成熟期には梯子をかけて採集する。五年もたって樹が老い、実が少なくなれば、伐り仆して、別にわかいのをうえる。(『中国食物史』篠田統著/柴田書店より)
はしごをかけて茄子を採集…って、なんでやねん!

私は、茄子の持っている大いなるポテンシャルを見誤っていました…うちの茄子なんて甘ちゃんも甘ちゃんです、出直してきます。
三国志とは時代がずれますが、『斉民要術』でもくどいくらい茄子には灌水が必要だと書かれていますね。後漢・河北の『四民月令』には茄子が出ていませんから、やはり南方限定の野菜だったのでしょうか?
『斉民要術』には「茄子は大小の弾圓のごとくで、生食することもでき、味は小豆のさやに似ている」と書かれているそうなので、長茄子よりも水茄子に近い品種みたいですね。
いろいろな野菜の栽培にチャレンジされておられるようでうらやましい限りです。そのうち三国志の時代の料理を復元して見せていただけるのではないかとwktkしております。
\煮びたしサイコー/
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U"U
節子、それ茄子とちゃう!アボ(ry