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三国志漂流

すべての「三国志」にLOVE&RESPECTが大前提。さらに自分の価値観や解釈でどこまで切り込んでいけるか…のんびりと「新しき三国志の道と光」を模索するBLOGです。

グルメ08.袁術的蜜飯 

みなさん、こんばんは。
突然ですが、三国志好きのみなさんでしたら、天下に最も近かったこともある、かの皇帝・袁術の最期を飾るシーンをご存じかと思います。

ちょうど夏のさかりであったため、蜂蜜入りの飲み物がほしいと思ったが、蜂蜜もなかった。(『魏書』「袁術伝」)


この一文のおかげで蜂蜜好きでお馴染みになった袁術さんですが、とある方より「『太平御覧』によると、袁術は18歳の頃に『蜜飯』を好んで食べていた」との情報をいただきました。
ほほー「蜜飯」ですか!?皇帝が好んだ食べ物ってどんな味がするんだろう??袁術の蜜飯
興味が湧いたので、ちょっと作って食べてみました。
土鍋でグツグツとひとり分のお粥をつくって、仕上げに国産の蜂蜜をとろーりとかけて混ぜ混ぜしてできあがり!
見た目は蜂蜜の黄金色が消え失せていますが、口に運んでみると…あらま、確かに蜂蜜のあまーい味が舌に広がります。
ただ、私にとってはあまり美味しい食べ物ではありませんでした…甘いお粥というのは、どうにも口にあわず…個人の好みの問題ですね。
この「蜜飯」、作っておいてなんですが、蜂蜜だけをかけて食べるものじゃないのかも。もう少し他の食材なんか入れたりするのかもです。

とまあこんな感じですが、舌を通してひとつわかったことがあります。
袁術は人生の最期にただ蜂蜜という物質を求めたのではない、と。
蜂蜜を通して、若かりし頃の自身への追憶、さらに幼い頃の母の甘い想い出や、優しさの記憶に縋ったのだと思います。
だって、小さい頃、熱とか出たときにこんな蜂蜜お粥を食べたような食べていないような記憶が蘇ってきたものですから。

みなさんも、ぜひお試しあれ。
[ 2010/01/29 00:40 ] グルメ三国志 | TB(0) | CM(8)
奥深い・・・素晴らしい洞察力!
袁術の気持ちになってハチミツを舐めておきます。
[ 2010/01/29 03:00 ] [ 編集 ]
袁術は、友と呼べる相手もいなく、強い孤独を感じていた気がします。
皇帝に即位してからは、余計に寂しかったのではないでしょうか。
[ 2010/01/29 03:27 ] [ 編集 ]
ほろりと涙が落ちるような、心温まるお話をありがとうございます。
この記事を読んで、袁陛下への同情心が粥の如く煮えたぎりました。
今度、蜜飯オフをやりましょう!(嘘ですすみません)

それにしても、『太平御覧』ですか、そんな記述があったんですね。
袁術と蜂蜜、(私の脳内で)ますます切っても切れない関係になって参りました。
[ 2010/01/29 04:05 ] [ 編集 ]
こんばんは~。
この蜜飯とは違うものですが、ご飯の炊き方で蜂蜜を入れてから炊くというものがあります。
ほんのティースプーン1杯の蜂蜜をご飯を炊く前の米に水を吸わせる間に混ぜて、しばらく置いてから炊くと、いつものご飯が数倍おいしくなりますよ。
[ 2010/01/29 22:32 ] [ 編集 ]
さかさん、コメントありがとうございます!
皇帝陛下の御心はまだ奥深いはず…たっぷり蜂蜜舐め舐めして、少しでも御心に近づけるようお互い精進しましょう!
[ 2010/01/30 02:52 ] [ 編集 ]
はがねさん、コメントありがとうございます!
さすが!漢(おとこ)は漢の心を知る。天下に最も近かった時期もある袁術には各地からごまんと人が集まっていただろうに…。
[ 2010/01/30 03:00 ] [ 編集 ]
すずきさん、コメントありがとうございます!
「蜜飯オフ」やりましょうか!?
1人分だけ少なめにつくっておいて、蜜飯にありつけない人は、罰ゲームで大吐血…とか。
[ 2010/01/30 03:03 ] [ 編集 ]
CAMUSさん、コメントありがとうございます!
なるほど~!わざわざお粥で食べなくても、手軽にいつもの白飯でできますね。試してみます。数倍も美味しくなるとは、楽しみです。
[ 2010/01/30 03:06 ] [ 編集 ]
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