いよいよ、後編です。
「KOBE鉄人三国志ギャラリー」を後にして向かったのは、おランチができるお店。
ギャラリーにいた岡本さんとスタッフのかたに「近くに、三国志に因んだメニューがあるお店はありますか?」と尋ねたところ「『アスタくにづか4番館』にある喫茶店に『三国志定食』があったはず」とのことだったので、一路その喫茶店へ。
歩いて行くと、
「お茶の味萬」がある「王允」バナーのエリアにその喫茶店はありました。
「喫茶 花梨(かりん)」というお店。

店内に入って店員さんに聞いてみると
「『三国志定食』は土日のみの限定メニュー」
という残念なお知らせが…今回は諦めるしかないですね、どなたか新長田を訪れる機会のあるかたは、ぜひ土日に「喫茶 花梨」に行ってみてください。
「三国志定食」は喰べられずとも
♪どうしって おなかが へるのかな♪
…ほかのお店に入りました。
「cafe ACE」という喫茶店ですが、ここには「鉄人MENU」なるものがあります。

「鉄人ハンバーグセット」(790円)、「鉄人ハンバーグカレー」(790円)といったメニューがそれなのですが、私はカレーに「ポタージュスープ」(100円)を付けて注文しました。
「鉄人ハンバーグカレー」はコトコト煮込まれたカレーに、黒毛和牛の自家製ハンバーグがのっかっています。
これが、かなーりウ・マ・イッ!!
カレーがトロットロで美味しく、ボリュームのあるハンバーグも上品なお肉の味わいがしっかり舌に伝わってきます。
さらに「ポタージュスープ」が100円とは思えない極上のお味で、超絶コストパフォーマンス!
私、自は認めても他は認めない「隠れコーンポタージュアン(隠れキリシタン風に)」なのですが、薄められた形跡のない濃いめのスープが嬉しいです。体もほっかほか。
お腹も心も満たしたところで、残る三国志施設巡りへ。
「KOBE鉄人三国志ギャラリー」の前を通って、六間道商店街を地下鉄駒ヶ林駅方面へ歩きます。
駒ヶ林駅近辺には三国志絡みの施設が集中しているので、見逃せませんよ。

まずは「三国志館」。
「隆中対」「後赤壁賦」など各種拓本が壁一面を、さらに三国志な時代の出土品(複製)や武器、鎧などの模型が飾られています。また、
諸葛亮の指揮車なんかもあるので、思い思いに記念撮影ができちゃいます。
続いて、魏ファン、
曹操フェチ垂涎の「魏武帝廟」。

北京オリンピックを記念して、ハーバーランドというところに展示されていたオブジェを移設、展示しています。
自ら手綱を引いて4頭立ての馬車に乗る
曹操の表情は、ガーッと口を開いてかなり勇ましいです。
「魏武帝廟」の傍らには、おこちゃま用の「ミニ
絶影(?)」も。
大人なので跨るのが憚られますが…ハンドルで操縦される態の、鉄人28号チックなちょっぴりおしゃまな乗り物で、炎上する宛城から颯爽と逃げ去りましょう!

さらに、「なごみサロン」。
ここでは、三国志や鉄人28号の特別展用に制作されたパネルほかが常設展示。
「『三国志』主な登場人物」と題したパネルは見ごたえあり。
1人につき横輝大先生のイラスト1カットと4行程度の紹介文があり、それらがズラーッと並んでいて圧巻。
「父上っ」と叫ぶ
馬超「どけどけ
張飛さまのお通りだ」と歩兵を蹴散らす
張飛など、セリフだけであの名シーンが瞼の裏に浮かんできませんか?

人物を象徴するシーンの選び方がこれまた絶妙で…
陸遜なんかは、イケメン陸孫が定着した今ではすっかり違和感のあるぽっちゃり顔に真剣な表情で「適当にやってればよろしい」と言い切る、あのカットです。わかりますか??
これら3つの施設は「KOBE鉄人三国志ギャラリー」と同じく、水曜日は定休日なので要注意です。
施設(定休日:水曜日)や「三国志定食」(土日限定)のことを考えると、新長田には土日に行くのがやはりベストですね。
んー…この調子だと終わりません、まだ書くことが残っています。
ということで、次回はホントの最後のエピローグです。げぇっ!