記事にする三国志ネタはアレコレとあるのですが、どうにも追いついておらず…という言い訳から始める、男闘呼の風下にも置けないBLOG「三国志漂流」です。
男闘呼の嗜みとしての「(潮干)狩り」に、愛車「赤兎」に乗って海辺まで駆けて行こうと思っていたのですが、急遽予定変更で時間ができたので、2010年2月頃に訪れた三国志グルメのお話をします。
今回訪れたのは、神田錦町にある中国料理「喬家柵小吃」です。
漢字だけ並ぶと一体どう読めばいいか迷ってしまいます、「きょうがさくしょうきっ」。
箸袋の印刷を読むと、「吃」の読みは「きつ」じゃないんですよ、「きっ」なのです、ここ試験に出ます。
少々わかりにくい場所にあるので、もし行く機会があったらケータイで地図を確認しながら行くことをオススメします(神田警察署の近くです)。
このお店の何が「三国志」的なのかというと、「喬」の一字につきます。
三国志における「喬」といえば、そう「江東の二喬」として有名な
大喬、
小喬の喬姉妹ですね。
「喬家柵小吃」への最大の期待は、
大喬、
小喬の名に恥じぬ美人店員さんが存在するや否や!
お店の入口はほぼ扉があるだけのスペースで、店の名前を表したやや昭和チックなネオンサインが目立ちます。
意気込み充分に店内へ。
お店の中に「純粋な」お客さんはいません、私だけのようです。
「純粋な」としたのは、テーブルで食事をしている人はチラホラいるのですが、その人たちはどうも店員さんの中国人仲間な感じが濃厚にするからです。
店内全員中国人で、中国語が活発に飛び交っているし、店内に流れている音楽もテレサ・テンのようですし、まさに中国一色。
テレサ・テンはイイですよね…そういえば、フェイ・ウォンが出しているテレサ・テンのカバー集『マイ・フェイヴァリット』も激オススメです!透き通るような中国語の発音が、耳に心地よすぎ。
注文をとりに来てくれたのは女性の店員さん。
待ってました!
店内を見渡す限り女性店員さんはこの人だけのようなので、一旦「
小喬」と心の中で決めつけました。おそらく、
大喬はお店には出ずにお金周りのこととかしているに違いありません。
リン・チーリン的な背の高い美人というよりも、どちらかというと可愛らしい雰囲気を持つ
小喬さんは、綺麗な日本語で応対してくれました。
私は
小喬さんに「回鍋肉定(750円)」を注文しました。
何故かこのお店では、定食を「定」と略すのが流行りのようです。
心の中で勝手に「
小喬」を位置づけた途端、周りの中国人も巻き込んで妄想三国志ワールドが爆走し始めます。
すぐ近くで、大きな声で電話をしているおじさんは小喬の父・
喬国老ですね。
きっと、劉備のことで
呉国太とお話しているんだと思います。
厨房近くのテーブルで何か食べながら歓談している男性2人は、紛れもなく
孫策と
周瑜です。
ときどき小喬も会話の輪に入って、なんだか楽しそうです…20代の頃の
孫策、
周瑜、小喬の歓談が目の前にある、そんな錯覚に陥るかのようです。
「回鍋肉定」は、野菜たっぷりの回鍋肉に、山盛りの白米、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐付き。
ご飯が進む!進む!ここの回鍋肉は、とってもごはんがススム君です。
ちなみに土曜日のお昼時に訪れたのですが、ランチは「A」から「I」まで9種類程度あって、お値段は750-800円とお手頃です。
あっという間にランチを平らげて席を立ち、レジへ。
レジに立つのはさっきまでテーブルで歓談していた
周瑜さんです。意外に背が高い。
プライスレスなスマイル付きのレジ接待で気持ちよく店を出られました、さすが「美周郎」。
---[お店情報]---
喬家柵小吃 (中華料理 / 小川町、竹橋、淡路町)
★★★★☆ 4.0
住所:東京都千代田区神田錦町2-5-9
電話:03-3233-8978
定休日:不明
営業時間:
11:00~23:00
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おいしそうですね~。機会があったらいってみたいです。