突然ですが、やっぱり
男闘呼といえば「狩り」でしょう?
大自然の中、一心不乱に獲物を狙い、勇ましくモノにする愉しみは…そりゃあ格別です。
私も男闘呼の端くれで
ありますから、たしなみ程度に狩りをやっています。
つい先日も、快晴の土曜日に狩りに行ってきました。
ぶどう狩りに!
…場所は、山梨県にある「
ジャンボ鶴田園」。

お察しの通り、かの有名なプロレスラー・故
ジャンボ鶴田氏にゆかりのあるぶどう園なのです。
園主は、
ジャンボ鶴田のお兄さん。
園主はじめみなさん人柄のイイかたばかりで、ぶどう狩りは勿論、夏でもおでんをいただいたり、ジャンボ鶴田のトロフィーを掲げて記念撮影したり(未許可)、お土産に、ココでしか買えないというジャンボ鶴田園自家製ワインを購入したり…狩りを存分に愉しむことができました。
と、長ったらしく、かつほぼ無駄な前置きになりましたが、今回は「ぶどう酒」について触れたく思います。
ジャンボ鶴田園自家製ワインを含めて、ワインといえばぶどうの果汁を醗酵させたアルコール飲料を指すことが一般的ですが、「ぶどう酒(≒ワイン)」は三国志でも登場します。
姓は孟、名は他、扶風の人である。…孟他は贈り物を受け取ると、何もかもすべて張譲の賄賂に使ったので、張譲は大喜びだった。孟他はまた一斛の蒲桃酒を張譲に贈り、即刻涼州刺史を拝命した。
(『魏書』「明帝紀」)
孟他とは蜀(のち魏)の
孟達の父なのですが、上記引用文の中で出てくる「
蒲桃酒」が「ぶどう酒」のことです。
さりげなーく出てくるぶどう酒の記述ですが、現在の一般人には考えも及ばないとんでもない意味を読み取ることができます。
三国時代のぶどう酒は、とんでもなく価値の高い超々高級品だった…ようなのです。
「一斛の
蒲桃酒」で、「即刻
涼州刺史を拝命した」というくだりは、「26本程度のぶどう酒」で「ソッコー
涼州の州知事にしてもらっちゃった」という感じで、適当に解釈できます。
シュワルツェネッガーもビックリです。
ジャンボ鶴田園で買ってきたワインを見る眼も変わってくるというものです。
遠い三国志な時代に想いを馳せつつ、美味しくいただくことにします。オー!
【参考】
中国酒業新聞網 中国葡萄酒文化及其歴史(一)